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クレーター・パワー
Diamond Head
オアフ島の形成は、今から約250万年から300万年前に起きた
2つの火山の噴火によるものとされています。
その後、火山活動は約200万年にわたり休止していましたが、
約30万年前、コオラウ山系の南東の端で起きた一回だけのの噴火で、
ダイヤモンド・ヘッドクレーターができあがったそうです。

ダイヤモンドヘッドの名前の由来として、
朝日を浴びる山の姿が、ダイヤのように眩しかったから名づけられた説と、
1700年代後期、あるイギリスの探検家が方解石の結晶を見つけ、
ダイヤモンドと間違えてしまった事から、
ダイヤのある山としてダイヤモンド・ヘッド名づけられた説の2通りがあるそうです。
有名なハワイの曲「カイマハヒラ」は、「ダイヤモンド・ヘッド」のハワイ語読みです。

ハワイの人は昔からこの山を「レアヒ」(Le’ahi)とよんでいました。
ハワイ語で、レは額、アヒはマグロの意味があります。
火の女神ペレの妹、ヒイアカ(Hi’iaka)が、この山頂がマグロの額のような形をしているので、
「レアヒ」と名づけたと言い伝えられているそうです。
また、別の説によると、レアヒの意味は「火の岬」、すなわち島の沿岸を航海するカヌーを導くために、
山頂に灯された航海標識の火を指すものとされています。
いろいろな神々を信仰してきたハワイの人々は、下から吹き上げてくる強風によって、
山頂にあったと言われるヘイアウ(祭壇場=)で、
この航海標識のための大切な火が消されないように、山頂にあったヘイアウで風の神様に祈りを捧げていたそうです。
山頂までの距離は片道、1.1キロメートルくらい。火口底からの高さは焼く170メートル、海抜にすると、232メートルになります。
1917年、ダイヤモンド・ヘッド灯台が建てられました。
噴火口は1,4k?の広さにわたり、横幅は深さよりも長いとされています。
植物学者によると、以前、噴火口のあるあたりは森林で覆われていたそうです。
また、1900年代のはじめ頃まで、火口の底に溜まった雨水により、小さな湖ができていたそうです。
ワイキキから見ると、海側が高い山のように見えるダイヤモンド・ヘッドですが、
外輪山の南西部(海側)が一番高くなっているのは、噴火中に風によって灰が海側に
吹き付けられたからという理由のようです。
(ワイキキのビーチから眺めると海側の高くなっている部分)
噴火のあと、火口の外壁は風雨や打ち寄せる波により浸食され、風化されて現在の形になりましたが、
現在はさんご礁が、噴火口の海に面した斜面を侵食から守っています。
ダイヤモンド・ヘッドは、凝灰岩により形成された火口丘として、独得な侵食を示す優れた一例として、
1968年、国立の自然史跡に指定されました。

クレーターには、地下のマグマと直結した力強いエネルギーが充満しているといわれています。
オアフ島にも数々のクレーターがありますが、ダイヤモンド・ヘッド・クレーターはその代表とも言えるでしょう。
クレーター内の芝生に、大の字になって寝転んでみてください。
空をゆっくり流れていく、白い雲を眺めながら、時々目を閉じてみてください。
背中から伝わる、なんともいえない暖かいエネルギーを感じることが出来るはず。
きっとリラックスさせリフレッシュしてくれると思います。
目の前を流れていく雲を眺めていると、天地が逆さまになり、なんだか自分が空に浮いているような錯覚さえ覚えます。
ぜひ、お試しくださいね。

ダイヤモンド・ヘッド・クレーターへは、
ダイアモンド・ヘッドをほぼ一周するDaiamond Head Rd(ダイアモンド・ヘッド・ロード)沿いにある、
カハラトンネルから入ることができます。(トンネルの門限は18:00)

ダイヤモンド・ヘッド山頂までは、火口西側からの登山道から登ることが出来ます。(ゆっくり歩いて片道約40分)
レアヒは、貴重な自然資産です。
くれぐれも、決められた場所以外に足を踏み入れたりしないよう注意してください。

今は偉そうに解説を書かせていただいている私ですが、30年ほど前、生まれて初めてのハワイに行くまでは、
ダイヤモンドヘッドがクレーターだったって事を知りませんでした。。。

ダイヤモンド・ヘッド(ハワイ州自然記念公園)
Kauai

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